さよなら新宿ミラノ座 ラストショー 荒野の七人
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2007/02/02
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私が、映画に夢中になったきっかけの映画は、中学の時、新宿ミラノ座で友達と見た「荒野の七人」である。1961年の映画だからリバイバル上映で見たことになる。この時点では、まだ「七人の侍」も見ていない。映像のダイナミックさ、軽快で忘れがたいメロディ!全てが当時の私には魅力の世界だった。そして、初めて映画スターという存在に憧れた。スティーブ・マックィーンである。同時期に「栄光のル・マン」やテレビで「大脱走」を見て、彼のカッコ良さに、虜になった。寡黙だが、行動はすばやく確かな彼の姿が、当時の私には、とてもダンディに見えたものである。
その作品が、同じ新宿ミラノ座の閉館ラストショーで上映された。これは、何としても見なければの思いで見た。ユル・ブリンナー、チャールズ・ブロンソン、ジェームズ・コバーン、ロバート・ボーンなどのガンマンたちの立ち姿、当時、油ののりきっていたジョン・スタージェス監督のエンターテイメントを描く手腕も懐かしい。ラストシーンが流れ幕が降りるとき、観客から万来の拍手があったことも嬉しかった。
名作は滅びず!そう思った。