エンタメ狂いが移るブログ

このブログを読めば、映画、演劇、漫画、小説などなどエンターテインメントに強い興味がもてます!

芝居狂いが移るブログ 上川隆也「真田十勇士」

 

舞台「真田十勇士」 [DVD]
 

赤坂ACTシアターで「 真田十勇士」を見た。テンポ良い展開で、役者が舞台を疾走する躍動感あるエンターテインメント時代劇。中島かずき氏の台本は、猿飛佐助が実は豊臣秀吉の落とし子だったという伏線を張りながら、真田幸村以下の十勇士と徳川家康の攻防戦をドラマチックに描いており、豊臣の滅亡までを一気に駆け抜けており、痛快だ。上川隆也以下出演者たちの熱演で、見せ場見せ場の連続の現代版歌舞伎のような芝居となっている。徳川家康を演じた里見浩太郎は、さすがに貫禄の名演で芝居に厚味をもたせてくれた。ほぼ初演メンバーが出揃っての再演だそうで、全員の息がぴったりあっており、充実の3時間10分だった。それにしても、若き時代、キャラメルボックスの俳優だった上川が、こんな大作の主役まで登りつめていくとは、感慨深いものがある。娯楽大作!