エンタメ狂いが移るブログ

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ドラマ狂いが移るブログ 広瀬すず・神木隆之介「学校のカイダン」③

日本テレビ土曜9時の「学校のカイダン」は、相変わらず快調!吉田智子の脚本は全くぶれてない。神木の指南により、「みんなにわかってもらうためには、まずおまえのバカを話せ!」と言われ、広瀬は、また言葉の力で、生徒たちに「本気であること」の大切さを呼びかける。彼女の叫びは、「部活をマジでやりてえ」と言う気持ちはありながらも屈折した思いで、それを正直に表せない生徒たちの心の奥に直球でぶつけられる。普段は自信なさそうな表情だった広瀬すずが決意を秘めて凛としたたたずまいでトラメガを持って話す姿は、いつ見ても感動的だ。この作品が凄いのは、現代の生徒の心象風景を適格にとらえながらも、そんな屈折した自分たちを変えて行こうと、言葉によって啓発していこうという点にある。ドラマとしてのカタルシスは当然必要だが、この脚本は、それを十分にかなえたうえで、本当に言いたいこともきちんと伝えている。そこが巧妙だ。それにしても神木隆之介と対等に渡り合っている、広瀬すずの存在は目を見張るものがある。この番組のタイトルは、広瀬が学校の階段を1歩1歩上っていきながら成長していく姿を象徴していたが、現実の女優「広瀬すず」もこの作品を通じて、スターの階段を1歩1歩踏みしめている、その姿を視聴者である我々は目撃しているのだと思う。頑張れ!

 

広瀬すず1st写真集「suzu」 (TOKYO NEWS MOOK)

広瀬すず1st写真集「suzu」 (TOKYO NEWS MOOK)