映画狂いが移るブログ 「でーれーガールズ」
優希美青 Photogenic in でーれーガールズ 1980
- 作者: 中條未来
- 出版社/メーカー: ホリプロ
- 発売日: 2015
- メディア: その他
- この商品を含むブログ (1件) を見る
優希美青、足立梨花という若手女優が1980年の女子高生の友情と青春を瑞々しく演じた青春映画だ。
当時、アイドルの女王として輝いていた山口百恵の歌をテーマに大九明子監督は女性ならではの感性で女の友情を巧みに描いた。かつて大林宣彦監督が尾道を情感たっぷりに映像化したように、この作品では岡山の美しい街並みが主人公の心象風景を見事にカバーして、忘れがたく、ちょっぴり切ない映画となっている。成人になってからの二人を演じた白羽ゆりと安蘭けいも好演だったが、やはり高校時代の二人を演じた優希美青と足立梨花の演技を超えた存在感がこの映画の重要なポイントとなった。恩師の女教師を演じた根岸季衣の好演も嬉しかった。郷愁を感じさせる映画だと思う。