エンタメ狂いが移るブログ

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漫画狂いが移るブログ なつかし漫画 ちばてつや「ハリスの旋風」

 

 ちばてつやは、大好きな漫画家である。特に、少年マガジンでのちばてつやの漫画は、手放しに懐かしく今読んでも、心があたたかくなる。「ちかいの魔球」「紫電改のタカ」「あしたのジョー」「俺は鉄兵」「明日天気になれ」などなど、どの作品にも其々思い入れがあり、今でも、時々読み返したくなる漫画ばかりだ。その中でも、私が少年マガジンを読み続けていこうと決定づけたのが、この「ハリスの旋風」だ。

昔から、やんちゃだけどヒーロー的な少年に憧れていた私は、この漫画の主人公 石田国松の破天荒でいながら憎めない愛すべきキャラクターに強い共感を覚えたのである。「ストップにいちゃん」「爆発大将」など学園で大活躍する少年漫画の名作は数あれど、この「ハリスの旋風」は、その極め付きの漫画だろう。野球、剣道、ボクシング、サッカーなど少年たちが夢中になったスポーツで大活躍をする彼の姿の痛快さ、しかしその裏で人知れず必死になって特訓をしているひたむきな姿、これら全てに少年魂をうつものが存在したものである。特に当時の下町の人々の生活風景がぬくもりのあるタッチで描かれたその画の魅力は、ちば漫画の真骨頂で、ストーリーの巧みさと両輪となって次の号が待ち遠しい漫画であった。私は、剣道部編での石田国松の活躍が大好きで、この中で、元剣道部の番長との富士見ヶ原の戦いも描かれており、剣道の試合と番長との決闘との二つの戦いがストーリーに巧みに展開され、わくわくした思い出がある。最近は、週刊誌では少年ジャンプしか定期的に読まないが、こういうわんぱくで魅力的な少年の活躍を描いた漫画が少なくなっているのが、残念だ。このブログを読んで、少しでも興味をもたれたら、ぜひ読んで欲しい漫画だ!

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