エンタメ狂いが移るブログ

このブログを読めば、映画、演劇、漫画、小説などなどエンターテインメントに強い興味がもてます!

映画狂いが移るブログ ジャック・ニコルソン「カッコーの巣の上で」

 言うまでもない。ジャック・ニコルソンがオスカーに輝いたミロシュ・フォアマン監督の傑作映画である。精神病院を舞台に人間の尊厳と自由の魂を叩きつけるようなリズムで描いた傑作である。

 

これまた本作品でオスカーに輝いたルイズ・フレッチャーが自由を管理する側の冷徹な病院の看護婦長として、ニコルソンと堂々と渡り合っての好演で映画全体にいい意味での緊迫感をもたらせた。そして、後半になるまで沈黙を貫いていたインディアンのチーフ役のウイル・サンプソンが圧倒的な存在感で映画のラストシーンを盛り上げた。映画を見て、時に笑い、時に怒りながらも何回も何回も熱い感動が胸をおそってくる。ジャック・ニコルソンはアメリカを代表する名優だが、やはり本作品は、彼にとっての代表作だろう。悲劇と希望を同時に描いた秀逸のラストシーンを予感させるかのようなのこぎりの旋律を想像させる不安定なテーマ音楽が、この作品をさらに忘れがたい作品にしてくれた。監督のミロシュ・フォアマンはこの後、「アマデウス」を監督し、巨匠の座に着くことになる。忘れがたい傑作!

是非。高画質のブルーレイで見ることをお勧めする。

 

カッコーの巣の上で [Blu-ray]

カッコーの巣の上で [Blu-ray]

 
カッコーの巣の上で

カッコーの巣の上で